第1回 親子でパソコンを共用するならアカウントを別に作るのが常識の巻 [1/2]

もうじき中学生になる長男ランのために、自分のパソコンを子供と共用する設定を行うことになったママ。

体育会系のパソコン超苦手ママに、設定を教える事に難色を示すパパ。果たしてうまく設定できるのでしょうか?

このエントリーでは、Windowsのアカウントに関する基礎知識と、OS別のアカウント設定手順を解説します。

この記事の目次

で、パパ。まず何からやれば良いの?

Windowsには1台のパソコンを複数のユーザーアカウントで使うことができる機能があるんだ。

ごめん。何言っているかさっぱり??パソコンのユーザーアカウントって何?

えーーー、そこから?
じゃあ、Windowsのアカウント基礎知識から説明するね。

ユーザーアカウントを追加するとできるようになる事

んー、何から説明すれば良いかな。
例えば、iPhoneを使う時にApple IDを作ったでしょ。Facebookだってまずアカウントを作って、そのIDとパスワードを使ってシステムが使えるようになる。これは分かるよね?

あ、そういえばパソコンの初期設定の時に、メールアドレスの入力とパスワードの設定をしたような・・・。

そうそう。Windowsを使うにも、ユーザーアカウントとパスワードが必要なんだ。

えー、でも昔のパソコンはそんなのなくても出来たわよ?

気づかなかったかも知れないけど、個人向けのパソコンは特に設定しなければOwner(オーナー)というアカウントが作成され、そのOwnerというアカウントで利用していたんだよ。

ママ

なんかよく分からないけど、Windowsのパソコンを使うのにはユーザーアカウントが必要で、今までも実はユーザーアカウントを作っていたって事ね。

そうそう。で、親子で共用するなら、そのユーザーアカウントをしっかり使い分ける必要があるってことなんだ。

何となくユーザーアカウントが必要って事はわかったけど、ユーザーアカウントを作ると何ができるの?
違うパソコンが2台あるような感じになっちゃうの?

パパ

インストールしたプリンタやソフトウェアは全アカウントで使えるから、あくまで1台のパソコンを、利用権限と各種設定をユーザーアカウント毎にわけて管理できるようになるというイメージかな。

もうちょっと詳しく優しく!

ママはばランに勝手にゲームとかインストールして欲しくないんだよね。
パソコンの利用権限をきちんと設定すると、勝手にソフトウェアのインストールができなくなるんだ。

パパ

ゲームを勝手にインストールしてしまうのは稀な例で、実は悪意あるソフトウェアを知らないうちにインストールしてしまう事の方が実は怖いんです。標準ユーザーでインストール権限をなくすと、それだけでもかなりリスクを軽減できるんですよ。 子供が安全に使うために、このような設定にしておくと安心ですね!(ウイルス対策ソフトだけでなく、このようなWindowsの権限も重要なんです)

標準ユーザーでのインストール

標準ユーザーの場合、管理者のパスワード無しではソフトウェアをインストールする事ができません。

・・・・

パソコンの権限はシンプルに管理者と標準ユーザーがあると覚えておいて。
初期設定で作ったユーザーは管理者になるんだ。そして、子供用には制限がある標準ユーザーのアカウントを作る。標準ユーザーのユーザーアカウントを作る事で、管理者の許可なくソフトウェアのインストールやパソコンの設定変更ができなくなるんだ。

んー、じゃあ今私が使っているパソコンは管理者として使っているって事でいいのかしら?

そうだね!
ママは今まで通りのアカウント(管理者)でパソコンを使って、ランは標準ユーザー(制限ユーザー)でパソコンを使うようにユーザーアカウントを新規作成するんだよ。

ユーザーのイメージ

子供用にユーザーアカウントを新規作成することで、ネットの閲覧環境もわけられるんだ。

閲覧環境?

アマゾンとかのよく使うネットショップはアカウントとパスワードを記憶させているでしょ。
ユーザーアカウントをわける事で、ランが電子書籍を間違ってワンクリック購入するような事が起きないんだよ。

フェイスブックとかミクシーとかもパスワードを記憶させて使っているけど、それも子供には見られないって事なのね?

そういう事だね。

ユーザーアカウントをわけると、保存してあるデータも分けられるのかしら?
ランに見られたくないデータもあれば、写真なんかはランにもみて欲しいわ。

ファイル(フォルダ)のアクセス権限は、今話すと複雑になるからまたいずれ説明するけど、 デスクトップやドキュメント(マイドキュメント)に保存しておけば、ユーザーアカウントごとに保護されるから大丈夫。管理者なら何でも見れちゃうけどね。

うーん。まあユーザーアカウントをわけると、やりたい事ができそうだという事をわかったわ。

ママ パパ

少し長くなったので、ユーザーアカウントについてこれだけは知っておいて欲しい事を整理しました。

  • Windowsはユーザーアカウントでサインイン(ログイン)して使っている
  • 今は管理者として使っている人がほとんど
  • 子供とパソコンを共用するなら、子供用にユーザーアカウントを標準ユーザーで新規作成する
  • 標準ユーザーでは、勝手にソフトウェアをインストールできない。重要なパソコン設定を変えられない。(コンピュータウイルスなど悪意あるソフトウェアにも感染しにくくなります)
  • 親子で別ユーザーアカウントを使う事で、親はネットショップやSNSでパスワードを記憶していても、子供は全く別環境になるので安心。

新規ユーザーアカウント作成はローカルアカウントだと手っ取り早い

早速ユーザーアカウントの作り方を教えてちょうだい。

ちょっと待って。その前にややこしくなるからあまり言いたくは無いんだけど、ユーザーアカウントには、Microsoftアカウントとローカルアカウントの2種類があるんだ。

管理者と標準ユーザーじゃなくて?

それは、ユーザーアカウントの権限だね。

う、ついていけないわ・・・・。

iPhoneだとApple IDがあるでしょ。新しいiPhoneに機種変更した時も、そのIDを使えば購入したアプリを新しいiPhoneでも使えるよね。 MicrosoftアカウントはそのWindows版だと思ってくれれば良いよ。

パソコンの初期設定の時にメールアドレスとパスワード入力したけど、それがMicrosoftカウントなのね。

そうそう。ローカルアカウントというのは、そのパソコンだけに追加したユーザーアカウントになるんだ。

ところで何でローカルアカウントっていうの?地方のアカウント?

例えば、ローカルコンピュータだと自分の(今使っている)パソコンって意味で使うんだ。ネットワーク上の別のコンピュータや、クラウド上の保存先と区別しやすくするために「ローカル」ってつけるんだよ。

・・・なんとなく違いがわかったけど、子供のアカウントを作る時はどっちにすれば良いの?

今回は手っ取り早く作れるローカルアカウントにするね。

Microsoftアカウントじゃダメなの?

奨励されているのはMicrosoftアカウントなんだけど、ウェブサイトでアカウントを作る手順が多くて手間なんだよ。

ローカルアカウントだと、Microsoftストアからゲームアプリをダウンロードできないから、今回はローカルアカウントが良いと思うんだ。

ローカルアカウントではMicrosoftストアが利用できない

ローカルアカウントでは、Microsoftストアが利用できないので無料ゲームもインストールできません。

やりたい事が全部できて、設定の手間が少なく済むという事で良いのね?

そうだね!

ローカルアカウントとMicrosoftアカウントの違い

Microsoftのサービスを全て使うにはMicrosoftアカウントの設定が必要になります。
今回は、小さな子供が使うという前提で、初心者パパやママでも設定が楽のと、Windows7ではローカルアカウントしか作れない(MicrosoftアカウントはWindows8以降)ので、どのOSでも設定できる方法としてローカルアカウントの作成方法で解説を進めます。

内容 ローカルアカウント Microsoftアカウント
アカウント新規作成 パソコンだけで完結 ネットでの登録が必要
Microsoftストア 利用できない
(設定すれば利用できる)
利用できる

Microsoftストアが使えなければ、(有料)ゲームなどをダウンロードされる心配が無くなります。

次のページは

パパ

長々書いていますが、子供とパソコンを共用するならローカルアカウントの作成が必須になるという事だけ理解しておいて下さい。 次のページでOS毎の設定手順を解説します。

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